病院のご案内

院長からのご挨拶

 公立昭和病院は、東京都の北多摩北部医療圏において、地域医療支援病院として高度・急性期医療を提供することを使命としている病院です。当院は、基本理念を「1人ひとりの命と健康を守り、医療の質向上に努め、熱意と誇りを持って地域社会に貢献することを目指します。」として掲げ、全ての患者さんに満足いただける医療の実践に職員一同努めております。

 わが国は超高齢社会の進行により厳しい状況に直面しております。そのため医療、介護にかかる現実を踏まえ、国は将来に向けて医療、福祉制度を根本的に改革しつつあります。具体的には、「地域医療構想」を打ち出し、病院の機能を急性期・回復期・慢性期の3つに分け、それぞれを適する入院患者に特化する共に、「地域包括ケアシステム」により、これまでの「治す医療」から「治し、支える医療」へ転換し、高齢になっても住み慣れた街で支え合い暮らし、医療・介護は外来や在宅を中心とする方向で様々な施策が講じられております。

坂本院長写真-2

 このような状況の中、当院に課せられた使命は、がん診療や脳卒中、心血管疾患をはじめとした救急医療、小児周産期医療など高度・急性期医療を高い質で安心、安全に遂行し、構成7市の市民の方の負託にお応えすることにあります。
 当院はこれまでに内視鏡手術、血管内治療などの低侵襲治療を積極的に導入・促進してまいりましたが、さらに内視鏡手術用支援機器「ダ・ヴィンチ」を導入しました。また、がん診療に不可欠な放射治療機器「リニアック」を高性能な機器に更新し、治療診断の側面では、本年4月にがんゲノム医療連携病院の指定を受け、地域がん診療連携拠点病院としての充実を図っております。
 最新鋭の医療機器を整備・更新するとともにレベルの高い高度・急性期医療を提供できるよう診療体制を整備しております。
 より良い医療・介護の体制を構築するため、当院は、地域と共に、医療および介護を切れ目なく効率的にご提供できるよう地域医療支援病院として責務を担っていきたいと考えております。
 職員一同、患者さん及び地域住民の皆様、地域の医療機関から選ばれる日本一の自治体病院を目指して頑張ってまいりますので、ご支援、ご協力いただければ幸いです。 

令和7年4月1日
公立昭和病院 院長 坂本哲也